入国審査官になるにはまず、国家公務員採用試験に合格しなければなりません。国家公務員試験はT・U・V種のいずれでも問題ありません。国家公務員採用試験に合格し、入国管理局の採用面接に合格することで、法務省入国管理局に採用されます。その後、各地の地方入国管理局などに配属されることで、入国審査官になることができるのです。国家公務員採用試験以外には、特別な試験等はなく入国審査官になることができます。そのため、語学など入国審査官に必要な知識や技術は、採用後の研修や実務を通じて習得していきます。入国審査官のほとんどは、地方の入国管理局に入局したU種、V種の採用者です。入国管理局に入局した後、法務事務官として入国審査にかかわる補助業務をU種で3年程度、V 種で8年程度経験することで、入国審査官になれます。T種の採用者の場合は、本省で入国審査にかかわる企画・立案業務に携わる場合がほとんどです。ただし、入国管理局に配属された場合は、採用研修終了後、実務経験なしですぐに入国審査官になることができます。外国人の入国の可否を審査する入国審査官には、まず強い使命感と責任感が必要です。入国審査官に向いているのは、どんな局面でも冷静さを失わず、法に従って公正に判断する能力がある人です。そのためには、国際法や出入国管理及び難民認定法、国籍法などの法律に関する知識はもちろん、語学力をはじめとして、外国の事情や風俗、習慣に関する専門知識や国際的センスも求められます。