入国審査官は法務省に所属する行政職の国家公務員なので、入国審査官の給与は国家公務員の俸給表に従って支払われます。入国審査官の業務は、特殊でかなり多忙ですが、給与の面で優遇されるといったことはないようです。入国審査官(国家公務員)の給与は、公務員の行政区分の種類によって異なります。国家公務員T種採用者の場合の初任給は約21万円、U種は約20万円、V種は約15万5千円です。そして、給与の他には、次のような諸手当が支給されます。
・扶養手当:扶養親族のある人が対象。配偶者で1万4千円等
・住居手当:借家(賃貸のアパート等)に住んでいる人等が対象。最高で2万7千円
・通勤手当:交通機関を利用している人が対象。最高で5万円
・期末手当・勤勉手当(ボーナス):1年間に俸給などの約4.65か月分
入国審査官に対する福利厚生には、全国に整備されている公務員宿舎や、共済組合制度による全国の医療機関や宿泊・保養施設の利用の際の様々な便宜があります。入国審査官は、年20日間の年次休暇をはじめとして、夏季・結婚・出産・忌引・ボランティア等の特別休暇、介護休暇や病気休暇があります。安定した収入が保証されている国家公務員は人気があり、入国審査官になるために欠かせない国家公務員採用試験は、近年高い倍率が続いています。ただし、入国審査官として就業している人の数は年々増加しています。また、最近は女性の入国審査官も増え、現在入国審査官のうち約3割が女性です。